入院手続き

入院は医師の診察により決定します。入院が決まりましたら、正面玄関の「総合受付」で入院手続きを行ってください。
なお、患者さんのご都合により、個室への入院を希望される場合は、入院申込みの際等にお申し出ください。

手続きの際にご持参いただくもの

  • 健康保険証
  • 入院申込書兼診療費等支払保証書
  • 限度額適用認定証(お持ちの方のみ)
  • 高齢者受給者証(お持ちの方のみ)
  • 福祉受給者証(お持ちの方のみ)
  • 各公費受給者証(お持ちの方のみ)
  • 入院者、保護者(保証人)の印鑑
  • 診察券

入院の種類

入院の種類は精神保健福祉法の規定により次のように定められています。

  • 任意入院・・・・・患者さんご本人の同意による入院
  • 医療保護入院・・・保護者の同意による入院
  • 措置入院・・・・・県知事の命令による入院
  • 応急入院・・・・・・急速を要し保護者又は扶養義務者の同意を得ることが出来ない場合の入院(72時間以内)

入院時にご用意いただくもの

  • 洗面入浴用具(シャンプー、石けん)
  • 室内用の履物(音がしないもの、滑りにくいもの)
  • タオル
  • コップ(割れにくいもの)
  • パジャマ
  • 下着
  • 普段着

※ 持ち物には記名をお願いします。
※ 別途必要なものにつきましては、各病棟からご案内します。

入院の費用及び支払

  • 入院費はそれぞれの健康保険により算定します(該当者は特別室入室料等をお支払いいただきます)。
  • 入院費は月末に締め切り翌月の10日前後に請求書をお渡しするか又は保護者の方へ郵送しますので、納期限内にお支払いください。また最寄りの金融機関でのお支払も可能です。
  • 外泊中も入院基本料などが算定されます。入院費用についてご不明な点がありましたら病棟の看護師長または医事課にお尋ねください。
  • 診療費のほかに洗濯代、おむつなどは実費負担していただいております。

各病棟ごとに詳しいご説明をした冊子がございます

入院時にご用意いただくもの、または持ち込みが禁止されているものなど、各病棟ごとに詳しい内容をご説明した冊子をご用意しております。
こころの医療センター駒ヶ根の冊子

入院中の過ごし方

入院中は他の患者さんとの共同生活となります。
病気を1日でも早く治すために、またお互いに気持ちよい療養生活ができますようご協力をお願いします。

面会

面会
家族との面会は治療上大切ですので、できる限りおいでください。
ただし、病状によっては主治医の判断で面会を制限される場合があります。
面会時間は午前10時から午後7時までです。

電話・手紙

電話・手紙
電話は公衆電話をご利用ください。
携帯電話の使用にあたっては主治医の許可が必要となります。
手紙やはがきによる家族や知人との通信は自由です。

外出・外泊

外出・外泊
外出・外泊を希望する方は主治医に相談されるか看護師に申し出ください。

食事

食事
  • 食事は治療の一環として、患者さんの症状に応じて献立、調理したものを病院で準備しますので、それ以外の飲食物の持ち込みについては、主治医にご確認ください。
  • 食事時間は、朝食午前7時30分・昼食12時・夕食午後6時です。
  • 食事、栄養などについてのご相談は、看護師にお申し出いただければ、管理栄養士がお部屋にうかがいます。

洗濯

洗濯
ご自分で出来る方は病棟のコイン洗濯機(有料)をご利用ください。
ご自分で洗濯することが困難な場合は病棟の看護師にご相談ください。

その他

その他
  • 院内に売店及び喫茶店があります。
  • 入院中に他医療機関に外来受診する場合は、病棟スタッフにご相談ください。
  • 紹介状(診療情報提供書)が必要です。

入院のご案内

入院についてもっと詳しく知りたい方は、下記の「入院のご案内(PDF)」をダウンロードしてご覧ください。
入院のご案内 (PDF)

入院中の食事

食事の種類について

一般食

一般食には、常食、軟菜食、児童思春期食、流動食等があります。また、食事の形態を考慮した粗キザミ食、キザミ食、ミキサー食で、患者さんの状態に合わせた対応をしています。

特別食

肝臓病食、糖尿病食、心臓病食等があります。

食事の工夫について

選択メニュー

朝食

常食、児童思春期食の方を対象に週2回(水曜日・金曜日)パンメニューを実施しています。

昼食

常食、軟菜食、児童思春期食、特別食の一部の方を対象に月1回実施しています。

※毎回2品について、2種類の中からどちらか好きな方を選択できます。

イベント食

患者さんに、食事への関心を高めていただくために、月1回イベント食を実施しています。普段とは違った構想の料理を提供しています。

おやつ(児童)

児童精神科病棟では毎日午後、おやつを提供しています。
できるだけ手作りを心がけています。

行事食・郷土食等

誕生日

誕生日には、デザートと手作りカードをお付けしています。

作業療法(Occupational Therapy:OT)とは

作業療法は、遊びや趣味活動、運動や休息なども含めた、人の日常生活に関わる全ての諸活動の中で、治療に適した具体的作業活動を提供・促進し、その人らしい主体的な生活への支援を行うリハビリテーションです。

精神科のリハビリテーションでは、疾患により生きづらさ、生活のしづらさを抱えている方々に対して、今ある力を最大限発揮しながら新たなスキルも身に付けられるよう、症状や回復段階に応じたプログラムを患者さんと一緒に構築して実施し援助していきます。
作業療法(Occupational Therapy:OT)とは

 

当院の作業療法について

作業療法スタッフ

作業療法士 ※個人担当制・病棟担当制です。

作業療法の対象

当院に入院中の方で、年齢・疾患を問わず主治医から指示のあった方に対して実施しています。
「上手く人付き合いができるようになりたい」、「ペース配分やリラクゼーションを上手にしたい」、「集中力をつけたりスキルアップしたい」、「趣味・楽しみ・生きがいを見つけたい」など、様々な困りごとや希望を持つ方々を対象としています。相談の場としても利用できます。作業療法は原則として主治医に指示が必要です。希望される場合は主治医にご相談ください。

作業療法の内容

具体的な作業活動(軽い運動・手工芸・生活活動など)を利用し、症状の軽減・気分の安定・対人交流・作業遂行機能の改善をはかり、病気からの回復を促し、より良い生活が送れるよう支援をおこないます。
作業療法では、余暇時間の過ごし方の工夫や趣味(楽しめる時間)を見つけることなども大切な支援内容となります。
担当作業療法士と定期的なふり返りをしながら、患者さんと本人主体の生活の組み立てや生活ペースを模索し、現実可能な工夫や対処・導入プログラムを検討していきます。

A1病棟(児童精神科病棟)症状や発達段階、興味・関心に応じた作業活動を取り入れ、総合的な発達の促進をしています。 A2病棟(依存症病棟)無理のない身体的プログラムや集団活動の中での対人交流を通して、自分自身の心身について、また他者との関係の取り方などを振り返り考えることなどを行っています。 B1病棟(救急・急性期病棟)多職種職員がチームを組み連携しながら、入院早期から回復段階に応じた作業活動をおこなっています。 B2病棟(総合治療病棟)身体的な活性やリラクゼーションを促進するストレッチ・気持ちを落ち着けたり、回想法やコミュニケーションスキルの練習の場となる音楽鑑賞サロン・感情などの内面の表現や集中力の向上にもつながる創作活動などを主に行っています。 BFユニット(医療観察法病棟)多職種職員がチームを組み連携しながら、安定した社会復帰に向けた様々な支援をおこないます。
作業療法は、患者さんにそっと寄り添い、耳を傾け”その人らしい生き方”を支援していくものでありたいと思っています。
BFユニット(医療観察法病棟)