新病院になり4か月が経過しましたが、今何が起こっているのだろうか?初診患者さんが急増しているが、「うまくいかなくなるきっかけは、成功しているときである」とドラッカーは言います。誰かもう「もしドラ」を読みましたか? 「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』と読んだら」が上映中です。

県立こころの医療センターとして「ひらかれた病院」「断らない医療を」を使命としてますが、「良き意図を詰め込みすぎないこと」も重要です。そのためには当センターの「強みと弱みを知らなければいけません。それにより何を大事に思うかもわかってくるでしょう。

個々人にとっては、「自らの長所を知る」、「組織のために重要なことは何か」、そして、「判断基準が多様な中で真摯(INTEGRITY)に取り組める」の3点が重要であるとされます。これは支援会議の中でも同様です。そこでは組織という意味は、患者さんのための支援者のグループとなります。

当センターは、長野県全体へのサービスや専門医療が求められますが、重症精神疾患は慢性疾患ですので、継続的なかかわりが求められ包括的な地域医療の視点も欠かせません。外来機能の充実や他の医療機関と連携して、点ではなく、圏域を意識した面としたサービスである必要があります。 小回りのきくセンターとして、地域医療と専門医療のバランスをとる方が、最終的には県民から支持されるセンターとして発展すると考えます。

各種委員会も増えて、以前の病院に比べて格段に情報量が増えています。電子カルテによりさらに加速すると、逆に取捨選択がきっと大事になりそうです。大病院では面と向かって話せばよいことさえ、メールして困るという弊害があると聞きます。当センターでは同様な事態が起こる筈もありませんが、病棟機能分化によりヨコのコミュニュケーションが減少しているのではないかと気にしています。「自分のしていることの理由は、誰にも明らかと思う」という落とし穴にはまらないように私自身も自戒しています。

かつての病院では、開放的な空間の中でゆったりとした時間の流れがあり、春夏秋冬、実際に風が吹き抜けていました。病棟構造は変わっても心理的なゆとりは失いたくないものです。何げない雑談をしたり外の緑に目をやることも大事です。東北地方太平洋沖地震の影響により中庭の工事が一部遅れていて申し訳ありません。