田村隆一氏の「十三秒間の光」が私の好きな詩の一つです。冒頭に「新しい家は嫌いである 古い家に育ったせいかもしれない 死者と共にする食卓もなければ 有情群類の発生する空間もない・・」という一説があります。それでも「大島の灯台の光」に希望を見出します。現在、駒ヶ根市中沢に住む加島祥造氏は、彼とおなじ戦後の現代詩グループ「荒地」の同人です。近年、老子の翻訳で有名になり、詩集「求めない」が本棚に平積みになっています。6月に有線テレビでもご講演が放送されました。先生の詩画を新デイケアに展示する予定です。写真でみると地味そうですが、実物はもっと迫力があります。

さて昨日の医局会では初診予約制が取り上げられました。8月1日から実施します。 さっそく竜東病院に説明に出向きましたが、予約制の違和感はありません。明日は飯田病院です。初診予約制の目的は、一日当たりの初診人数を平均化して、患者さんにも職員にも利するためです。

また依存症、医療観察法、そして児童精神科が順に病棟医制になっていますが、B1病棟についてどうするかについては、議論の時間が足りませんでした。医看合同会議の議題としたいです。すでに多職種チーム運営が日常となっていますので、コメディカルの上級スタッフの参加も私としては求めたいです。かつての会議では、互いの感情について語るのではなくて、感情的に巻き込まれしまう場面も見られましたので。

短期的には機能分化の流れが急ですが、長期的に病院全体を眺めたり、個人のスキルアップの視点も重要です。古い本ですが、「精神科治療の覚書」(中井久夫、1982、日本評論社)の中にある、「外来の工夫・入院の工夫」の一章も参考になります。(図書室にある筈ですが、なかったら個人的に聞いてください。)