北信越地方会議(飯田市)に県立宮崎病院長の豊田精一先生がお見えになりました。宮崎県では県立精神科病院がなくなり、県立総合病院に吸収されてしまいました。宮崎病院に精神医療センターとして残っています。精神科の意義について話したのですが、診療報酬が安いので経営的なメリットはないけれど、緩和ケアなどでのニーズが高まっているそうです。「こころの放射線科」という考えを示したところ、いたく同調されました。

宮崎病院には児童精神科ユニット10床があり、専従医師一人を配置しています。しかし、病床の半分しか埋まらないといいます。関係機関との連携が難しいことが原因だと伺いました。

長野県では、当センターの児童精神科部門以外にも、信州大学医学部附属病院子どものこころ診療部、県立こども病院発達障害専門外来、情緒障害児短期治療施設松本あさひ学園、精神保健福祉センター併設の発達障害者支援センターという拠点がありますが、県全体のグランドデザインは整備されておらずネットワーク作りはまだこれからです。

新病院はまだ始まったばかりなので、上伊那あるいは南信地区の患者を主な対象として、足元から固める努力が当分の間続くと思われますが、県全体の取り組みについても、当センターの考え方を発信してゆきたい。