秋の虫の声が聞こえる季節となりました。不思議なことに11時になると、ピタッと止みます。就寝時間が決まっているのでしょうか。

三ケ所の看護学部の先生方を迎えて一席を設けました。「三人寄れば文殊の知恵」と言いますが、鋭い御意見を多数いただきました。

東日本大震災により、保健師体制が脆弱化していることが明らかになったと、意見が一致しました。保健所統合、県から市町村への権限移譲、市町村合併、さらに市町村では財源不足のために非常勤化が進行しており、震災により一挙に脆弱さが露呈しました。

長野県からこころのケアチームが救援に行った地域でも、以前から保健師が常駐していないために、ケアマネージャーが献身的に働いていましたが、先を考えると限界を感じました。

新病院になり、新しい革袋になりましたが、しかし新しい酒が熟成するにはまだ時間が必要です。専門医療に取り組む職員にも知識や経験に差があるのは当然ですし、多職種チーム医療とは、言うは易く行うは難い事業です。定型的なマニュアルはないので、それぞれの役割を常に点検しつつ、また時には職種を超えた人となりが試されています。違いを認め合うことができれば、成長の起点です。