今年は元旦から初仕事でした。西高東低の天気図が続き毎日寒風が吹いています。

12月には始まった電子カルテは、今のところ大きなトラブルもなくホッとしています。まだ慣れていないので外来診療をしていると、急に疲れて診療が滞ることがありました。1時間半位で休憩をとると良いようです。

「医者は現場でどう考えるか」(ジェローム・グループマン、石風社、2011)の中には、「机に向かい、片方の目はスクリーン、もう一方は時計を見ながら、ときどき私を見上げて頷くだけでした」と、電子カルテに対して批判的な記事があります。効率をあげようと、医師がテンプレートを埋めることに夢中になると認識エラーのリスクが増えると警告しています。自由回答が大事だというのです。

3か月が経った時点で、効果と問題点をまとめておかなくてはなりません。そして①すぐに改善すべきこと、②急いで取り組むべきこと、③リプレイスまでに考えておくべきこと、に分ける必要があります。電子カルテの成長は急カーブなので、短期間で改良が必要になります。

近頃、病棟における医師診察に看護師が同席することが減りました。原因はパソコン入力が忙しいためや、医師記録を後で読めばよいなどが考えられますが、少し寂しいです。情報交換はとてもしやすくなりましたが、生身のコミュニュケーションも忘れてはなりません。

導入から1か月が経ったので、過去記録の検索のしにくさが問題になってきました。7記録分は良いのですが、それ以前は「カルテ履歴」から日付をクリックしないと参照できません。多職種カンファレンス記録や退院時サマリーの徹底も今後の課題です。つまり、今は必要最小限の機能を果たしている段階であり、電子カルテにより医療の質を高めるには更なる改良が求められます。

夢のある話を二つ。はじめはCO2削減の話題です。毎日新聞のコラムによれば、WHOが主導する「健康増進活動拠点病院・国際ネットワーク」という活動があります。台湾が熱心で128か所の病院が参加しています。エレベータ―使用制限、通勤に自転車や公共交通機関を利用する、水道や電気の使用量チェック、LEDの採用、薬品投与の最小化、菜食中心の食事療法などに取り組み、「環境に優しい病院」をめざします。

当センターではどうでしょうか?

もう一つは、日本集団精神療法学会を駒ヶ根で開催する予定です。来年3月に長野県立駒ヶ根看護大学を会場にして開きます。多職種による和気あいあいとした学会です。そろそろ運営委員会を立ち上げなくてはなりませんので、内外のご協力をよろしくお願いします。