芸術の秋なので伊那市へ、加島祥造先生の詩画を見に行きました。壁に掛けられた大小さまざまな絵のエネルギーに圧倒されました。まだまだお元気な様子です。そのうちの一つの写真を添付します。実物はもう少し明るいです。

 「命は
  どこに居ても
  寂しがらない
  意識はいつも
  寂しがる
  このふたつを
  受けいれる
  すると
  自然がとても
  美しく
  なるんだ」

二者択一的でない所がすごいなあと感心しました。

東京へのバスの行き帰りに「構図が分かれば絵画がわかる」(布施英利、光文社新書)を読みました。いろいろな遠近法についての説明が載っています。加島先生のこの絵では、小さな赤い家という「点」による構図や、近くに赤い色があり遠くに青色を配するという色彩遠近法を用いています。中景には赤と緑と言う補色によるドラマも表現されています。光文社新書には、赤瀬川源平の「個人美術館の愉しみ」も入っていて、いつかは一つずつ全国を訪ねたくなります。以前に紹介した千葉県佐倉市のDIC川村記念美術館も載っています。