前回のつぶやきから気がついたら3か月が過ぎました。11月には病院におけるBCP(事業継続計画)のテーマで自治体病院研究会を開き、続いて12月には県立病院の研究会にて震災後のこころのケアについての講演を聞きました。昼田源四郎先生(ふくしま心のケアセンター所長)のお話では、今も60名を超すスタッフが支援活動を続けているそうです。この冬もうつ病や自殺の増加が心配されています。人間は自然災害には打ち勝てないが、原発事故という人為災害には本来は対処法がある筈です。自然現象と人との相互作用は昔から「縁起」と呼ばれています。

年末には出張の合間をぬって群馬県立館林美術館に出かけました。お目当ては、山口晃の「山愚痴屋澱エンナーレ」という回顧展です。「現代の大和絵師」と呼ばれて、元は洋画家ですが東西の壁を破る活動をしています。幼児の頃から現在までの全てをみせる意欲的な展示でした。有名になった百貨店図だけでなく、日露戦争時のポスターを風刺した作品や現代東京を描いた屏風絵がありました。近代以前にもどって、日本の絵画を見直そうとしています。文章も達者で、私が最初に読んだのは「すずしろ日記」という漫画エッセイでしたが、「ヘンな日本美術史」で先ごろ小林秀雄賞を受賞しました。

さて長かった連休が終わり、明日から仕事がはじまるという夜に、「アンパンマンのマーチ」がテレビから流れてきました。
 「そうだ うれしいんだ
  生きる よろこび
  たとえ胸の傷が痛んでも
  ・・・
  ああ アンパンマン
  やさしい 君は
  行け!みんなの夢 まもるため・・・」
 やなせたかしの「胸の傷」とは第二次世界大戦時の体験です。今年3月の日本集団精神療法学会(東京)特別講演は、沖縄戦の記憶について取りあげます。関連ワークショップもありますので、興味のある方はご参加ください。