6月というと梅雨に入り一休みするイメージがあるのですが、今年は入院患者数が改築後の最高記録に達したり、サッカーワールドカップが始まったりして、公私にわたり忙しくなっています。

 6月は外部の関係者と対談する機会が2度ありました。

 一つ目は、宮城県立精神医療センターの小髙晃院長の来訪です。全面改築により病床をダウンサイジングしながら、児童精神科病棟を開くことを計画しているので、先行する当センターの様子を聞きに来られました。しかし、既に訪問看護ステーションを持っておられて、こちらも学ぶべきことがありました。質問に答えながら、改築当時のいろんな議論を思い出しました。病床数、専門医療の種類、閉鎖病棟あるいは開放病棟か、など。結果として、129床の斬新なコンパクト・ホスピタルが生まれました。経営的には大変厳しいですが、当分の間、モデル的病院であり続けることができると考えています。余談ですが、震災復興と東京オリンピックのために建築費用は現在2倍に膨らんでいるそうです。
 二つ目は、新聞特集記事のための対談です。「地域連携」をキーワードにして、南信病院まで出かけて、武藤隆南信病院長、メンタルサポート駒の杜の松﨑さんと木下さん、そして障害者支援センターきらりあの春日さんと一緒に話しました。議論に熱が入り、精神障害者の社会復帰について地域や職場の理解を得ることの困難さを改めて共有しました。7月の中日新聞に掲載予定ですが、特集記事の内容が楽しみです。

 また、上田市にある千曲荘病院の病棟改築竣工式にも出席しました。設計会社が当センターと同じなので興味があったのです。色合いは若干違うのですが、明るくて開放的な病院になっていました。迎えてくれるスタッフのあいさつと態度が温かいのに感心しました。ス―パー救急病棟を開設して、東信地方の精神科救急の核となります。
 
 

 こんな風に外の刺激を受けながら、同時に院内の意見をまとめて、来年度からの中期計画について思い描いている今日この頃です。