新病院になりおかげさまで外来患者数が大幅に増加したのですが、今年の5・6月には入院患者数も増えて、ついに110人を超した時には慌てました。給食や掃除、シーツ交換がとても忙しくなりました。病院全体で何とかベッドコントロールをしました。来年度からスタートする次期中期計画の策定に向けてはずみがつきます。

忙しさの合間に、デイケアのミーティングに出ました。15人ほどが集まり自由に話すのですが、医師が加わると病気や薬の話が多くなりがちです。今回は、家庭でアルコール問題があると悩みを語る人が複数いました。アルコール健康障害対策基本法成立の影響があるのでしょうか?自分はアダルトチャイルドだとはっきり話す方もいました。
 参加メンバーは様々な不安を抱えています。「仕事に就く時に、病気のことをオープンにすべきかどうか?」「どうやって自信を持ったら良いか?」など。
 だんだん私に質問する人も出てきました。「趣味はなにか?」「仕事を休みたくなることはないか?」中には、「外来診察室に患者を呼ぶときに、マイクを使わずにドアを開けて呼ぶのはなぜか?」というのもありました。患者さんは職員のことをとてもよく観察しています。

メンバーの多くは対人関係に悩んでいます。「自分のことがわかってもらえない」のは辛いことですが、一方「自分を好きになる」「正直に話す」ことの意義を語るメンバーもおられました。メンバー間の相互作用がグループ治療の醍醐味です。

今流行りの「アナと雪の女王」では、「魔法で出来た頭の傷は、魔法を解いて治すことができるが、こころの傷は治すことができない」のセリフが意味深長です。治すには、王女アナ(妹)が雪の女王(姉)を救おうとする自己犠牲的な愛が必要だったのです。相手の役に立って良かったという体験もまた貴重です。

7月に入り疲れが出たのか、風邪をひいてしまいました。夏風邪は長引くと言いますが、まだ咳が続いています。まずは自らの健康のリスク管理から心がけなければいけないと自戒しています。(ところで、なぜ風邪は「ひく」のでしょうか?)