最初に私が学生の時に出たのは精神神経学会、二番目が病院・地域精神医学会(当時の名称は、病院精神医学会)でした。ご存じのように1970年代の学会の論争は大変熱かった。反精神医学のサズやクーパーが来日したのですから。

学会以外にも、いろんな研究会や集会に出た記憶があります。患者会や家族会にも参加しました。病院家族会から地域家族会へと移ろうとする時代でした。人権を無視した実態調査に対する反対運動がありました。保健所単位の地域家族会が今年度から無くなると聞いて少し寂しいです。

現在は学会乱立の時代と言っても良い。専門領域毎に、職種ごとに展開して、精神科の分野だけも一体幾つの学会があるのだろうか?人口減少社会に向かう中で、もはや過当競争に入っています。会員数の減少に悩み、今や法人化が生き残りの試金石となっています。

しかし、ウィキペディアによれば、学会の起源は、ルネッサンス期のヨーロッパで、保守的な大学に反発した知識人が各々で集まって行った情報交換の場であるという。日本病院・地域精神医学会の発足趣旨は、まさにこの通りです。在野の泥臭さがあり自由に発言できることが特徴である総会・大会を、この秋に長野県松本市にて開催しますので、多くの方のご参加をお願います。

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