院長あいさつ

院長 樋掛 忠彦

院長 樋掛 忠彦

 昨年は、当院が開院60周年となる節目の年でした。記念行事の開催や記念誌の発行は、職員全員の団結と関係各位のご協力がなければ出来ない事業でした。誠に有難うございました。

 新年度から信州大学医学部との連携大学院がいよいよスタートしました。これで長年の夢であった、①臨床:診断、治療およびリハビリテーション 、②教育・訓練:多職種チームアプローチ 、③研究:臨床研究、社会精神医学的研究、評価研究、生物学的統計的研究、④調整とコンサルテーション(連携)の4本柱がそろいます。
 さらに質の高い精神医療を提供し、患者や家族の皆様が「来てよかったと思える病院」を目指します。

 さて、高齢社会を迎え病院を取り巻く環境は、ますます厳しさを増しています。昨年度の経営状況は、様々な努力にも拘わらず赤字に転じる厳しい結果でした。効率的な病床管理を行い、あらためて「断らない病院」をめざします。また、外来においても新しいニーズに対応し、受け入れを強化します。

 がん、脳卒中、心筋梗塞、糖尿病についで精神疾患が5疾病に入り、これから新しい保健医療計画が検討されます。現状では精神科医療と一般医療との間には、救急医療や認知症などの分野で未だ壁があり改革が必要です。当院としては災害派遣、児童精神科のネットワークづくり、アルコール依存症対策について関係機関とともに議論をしていきたいです。

基本理念

基本理念

  1. 私たちは、患者さんの人権を尊重し、信頼される医療サービスを提供します。
  2. 私たちは、質の高い専門医療を提供します。
  3. 私たちは、思いやりのある病院を目指します。

基本方針

  1. 患者さん一人ひとりと向き合い、権利の尊重と個別性への配慮に努めます。
  2. 精神科医療の中核を担うべく、救急・急性期を始めとする地域のニーズに応える医療を提供します。
  3. 良質で安全な精神科医療を提供すべく、専門的知識の習得と医療技術の向上に努めます。
  4. 多職種チーム医療を実践します。
  5. 保健・医療・福祉・教育機関と連携して、患者さんの地域生活を支援します。
  6. 精神科医療を担う人材育成と医療の質の向上のための研究・研修に取り組みます。

患者さんの権利と責任について

私たちは、次に掲げる患者さんの権利を大切に考えています。
また、安全かつ効果的な医療サービスを享受するために、患者さんとご家族は、治療に参加・協力をしていただく
責任があります。

  1. 必要な医療情報の提供とその説明を受ける権利
  2. プライバシーを保護される権利
  3. 良質かつ適切な医療・福祉サービスを受ける権利
  4. 個人の尊厳が守られる権利
  5. セカンドオピニオンを求める権利

職員倫理綱領

  1. 私たちは、公平・公正に最善の専門医療を提供します。
  2. 私たちは、日ごろから信頼関係の構築に努め、患者さん中心の医療を推進します。
  3. 私たちは、職務上知りえた秘密を守ります。
  4. 私たちは、精神障害に対する差別と偏見を解消するための啓発活動に取り組みます。