ストレスや様々な要因が重なって体調を崩し、当院はじめメンタルクリニックを受診する方が増えています。厚生労働省は「患者数が多く、国を挙げて緊急に対策を講じる必要がある病気」として、「がん」「脳卒中」「心臓病」「糖尿病」を4大疾病として位置付けていましたが、2011年7月に、「精神疾患」をあらたに付け加えて「5大疾病」としました。精神疾患も珍しい病気ではなくなってきています。

精神疾患の治療において大きなウェイトを占めるのが薬物療法です。しかし、精神科のお薬は飲みたくない、また、家族に飲まない方がいいと言われたなど否定的な意見が多いのが現状です。それは、一度飲むとやめられなくなる、認知症になるなどの間違った理解をされているためだと思われます。

精神科の薬物療法の目的は「あなたらしい生活をおくることができる」ということです。お薬には長く飲んだ方がいいお薬もあれば、症状に応じて飲むお薬もあります。それぞれ、薬の作用が異なるので、症状がなくなったからといって自分の判断で中止するとかえって悪化することがあります。薬に対する正しい知識をもっていただき、正しく飲むことが重要です。

当院では当院に受診されている患者さんを対象に、随時「薬剤師外来(お薬相談)」を行っています。薬の種類や量の調節、服薬の不安解消などについての相談に応じていますので、お気軽にご利用ください。

(精神科薬物療法認定薬剤師)