新型コロナワクチンの接種が始まり、収束に向けての希望の光が見えてはきましたが、今しばらくは経済の停滞が続くと思われます。また、地球温暖化に起因する相次ぐ自然災害の発生など、私たちを取り巻く社会環境は厳しさを増すばかりです。こうした中で、今まで楽しめたことが楽しくない、何となく眠りが浅い、食も進まないなど、心や体に影響が出てきて、当院やクリニックを受診される方もいます。

こころの病気の治療には、薬を投与して脳内の神経物質のバランスを整える「薬物療法」、面接や相談を行い心理面での改善を図る「精神療法」、低下した機能や活動性を回復させる「作業療法」があり、病状に応じた治療が大切とされています。

人には、病気になっても自ら回復する力が備わっています。治療とともに、その自己治癒力が最も発揮できるような療養環境を整えることも重要です。これらのことにいち早く気づき、重要性を論じたのはナイチンゲールです。ナイチンゲールは、「病気とは、健康を阻害してきた、いろいろな条件からくる結果や影響を取り除こうとする自然の働きかけの課程なのである。癒そうとしているのは自然であって、私たちは、その働きかけを助けるのである。」と言っています。

こころの医療センター駒ヶ根は、こうした考え方を取り入れ、病院建築のコンセプトを「風が流れ 光あふれる 癒しの空間」としました。患者さんの治る力を高め、安らぎと温かみがある癒しの病院ですので、心の休息のために入院治療も選択肢のひとつとしてご相談ください。

(事務部長)