人生100年時代を迎えています。認知症になることを恐れ、「認知症と診断されたら人生の終わり」と悲観していた時代から、「認知症と診断されても、きちんとした治療とサポートを受けながら、その人らしく生きていく時代」へと、世の中は大きく変化してきています。

10月にオレンジ色のTシャツを着て、大勢の人が道を歩いている姿を見た方はいませんか?認知症になっても安心して暮らせる地域づくりを目指して、認知症の人もそうでない人も皆でタスキをつないで日本を縦断するプロジェクト「RUN伴(らんとも)」が毎年全国で行われています。上伊那郡内でもこうした取組みが各地で行われ、認知症と共に生きる社会の輪が確実に広がっています。

地域包括ケアという言葉が盛んと言われるようになりました。病院と行政、介護現場、そして、地域社会全体が、支援を必要とする人とその家族を中心にしっかりとつながり、大きなネットワークを作る体制が整ってきました。認知症カフェなど認知症の方とその家族が気軽に集える場がどこの市町村でも開かれるようになっています。

もの忘れが気になったら一人で悩まず、家族だけで抱えず、医療機関を受診し、地元の地域包括支援センターに気軽に相談をしましょう。

 

(認知症看護認定看護師)