認知症も早期に診断し、上手に対応していけばその後の経過や介護の負担も変わってきます。今回は「認知症初期集中支援」についての紹介です。

早期対応の遅れから認知症の症状が悪化し、不眠・不安・妄想・暴言・暴力などの「危機的な状況」になってから病院を受診するという「事後的な対応」が多く、「もっと早く対応ができていれば」といった声はよく聞かれていました。

そこで、平成30年度から各市町村に「認知症初期集中支援チーム」が設置され、より初期の段階での対応をしていくことになりました。身近な役場の保健師さんと医師・看護師・作業療法士などの医療従事者で構成された支援チームが家庭訪問を行い、本人と家族から生活の様子や困りごとを伺いながら、日常生活の工夫、医療へのかかり方、本人への接し方、サービスの利用、など様々な相談に対応していきます。「約束したことを忘れてしまう」「医療機関からのお薬が適切に服用できていない」「家にばかりいて外に出たがらない」などのお悩みが多く聞かれます。

次の〈気になる項目〉に複数チェックが付く場合、かかりつけの医師か役場の保健師さんへご相談してみてください。

◇「日にちを忘れるようになった」

◇「直前の出来事や話したことを忘れるようになった」

◇「物の置き忘れやしまい忘れが目立つようになった」

◇「薬の飲み忘れが多くなった」

◇「何かしようにも気がすすまない、おっくうになった」

◇「家に閉じこもることが多くなった。」

(作業療法士)