今から30年前「認知症」が「痴呆」と呼ばれていた頃、認知症の患者さんが病院に長期入院していた時代がありました。2000年に介護保険制度が始まり、家族が担ってきた寝たきりや認知症の方の介護を社会保険の仕組みによって支える時代となりました。超高齢化社会を迎える日本では2025年に認知症患者が730万人になると予測され、私たちの身近な地域で住民が主体となって、社会保障で補いきれないような、きめ細やかな支えあい活動が広がっています。認知症になることを恐れ「認知症と診断されたら人生の終わり」と悲観していた時代から、「きちんと認知症を診断して、適切なサポートを受けながら、住み慣れた地域でその人らしく生きる」時代へと大きく変化しています。
国は認知症に対する施策として全国に「認知症疾患医療センター」の設置を進めています。認知症疾患医療センターは、認知症に関する詳しい診断や専門医療相談などを行う医療機関です。かかりつけ医や介護施設、市町村包括支援センター、地域の支えあい活動などと連携して、専門的なサポートを行います。
こころの医療センター駒ヶ根では、2020年4月に「認知症疾患医療センター」を開設しました。専門相談窓口がございますので、お気軽にご相談ください。(認知症認定看護師)