• 予約制 0265-83-3181
  • 初診予約 0265-83-4156

精神科の治療において、薬物療法は重要な役割を持っています。患者さんに安心してお薬を服用していただくために、チーム医療の推進など様々なことに取り組んでいます。

薬剤師基本理念・基本方針

長野県立病院機構 薬剤部基本理念

薬剤療法の『エキスパート・ジェネラリスト*』として、地域医療・専門医療を実践します。
*薬物療法の観点から医療をプロデュースする専門家

長野県立病院機構 薬剤部基本方針

  1. 病院の特性とニーズに応じて、質の高い薬物療法を提供します。
  2. 薬物療法を通じて、地域全体の医療機能を向上します。
  3. 病院の強みを活かした研修・研究により、優れた薬剤師の養成と医療人の育成に努めます。
  4. 病院の連携・協働により、病院の発展に貢献します。

薬剤師外来

薬剤師外来とは、お薬の相談窓口です。当院に受診中の患者さん、またはそのご家族の方で、お薬の不安、悩み、うまく飲めないなどのご相談をお受けしています。
相談無料、予約制になっています。ご希望の方は薬剤部までご連絡ください。

TEL
0265-83-3181(代表)薬剤部

病棟業務

入院患者さんには、薬剤管理指導により、お薬の情報提供や副作用(DIEPSS)、処方提案などを行っています。また多職種カンファレンスに参加し、患者さんの情報収集や周知を行っています。病棟で行っている集団精神療法、心理教育(服薬ミーティング、ハートフルセミナーなど)でお薬の説明もしています。

クロザピンや持効性注射(LAI)の投与スケジュールの提案や確認を行い、適正使用に努めています。

チーム医療への参画

薬剤師ならではの視点や専門性を活かし、チーム医療に積極的に取り組んでいます。

  • 認知症ラウンド
  • 感染対策チーム
  • 医療安全委員会
  • NST
  • 褥瘡委員会
  • 医療観察法におけるMDT(多職種チーム)

学会・認定・専門などの資格取得状況

当院では、資格取得、研究及び学会発表等に力を入れています。

  • 日本病院薬剤師会認定 精神科薬物療法認定薬剤師
  • 日本静脈経腸栄養学会 NST専門療法士
  • 日病薬病院薬学認定薬剤師
  • 介護支援専門員
  • 日本精神薬学会 認定薬剤師
  • 日本薬剤師研修センター研修認定薬剤師
  • 小児薬物療法認定薬剤師

治療抵抗性統合失調症治療薬(クロザピン)について

薬物療法の進歩により統合失調症の大部分は良くなる時代となりましたが、一部にお薬を飲んでも思うように症状が改善しない治療抵抗性統合失調症と呼ばれる統合失調症があります。
治療抵抗性統合失調症とは、

  • 十分な薬物療法を行っても反応がみられなかった反応性不良
  • 副作用のため十分にお薬を増量できない耐用性不良

という2つのタイプの統合失調症です。
このような治療抵抗性統合失調症を対象にクロザピンが使用されます。クロザピンは稀ですが白血球減少や好中球減少の副作用がおきることがあります。これらの副作用を早期発見できるよう、クロザピンの適正使用に貢献しています。

訪問薬剤管理指導

訪問看護師と患者さんのお宅へ訪問し、長く地域で暮らせるようサポートしています。